プロアクアリストも使う!発泡スチロールのアクアリウム活用術

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こんにちはGreeen Mercado(グリーンメルカド)です。

アクアリウムの世界では、発泡スチロールが意外な形で役立つことがあります。その軽量性や断熱性、加工のしやすさを活かして、水槽の設置や生体の輸送など、さまざまな場面で活用できます。今回は、発泡スチロールの活用方法や入手方法、そしてメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

発泡スチロールの基本特性

styrofoam

発泡スチロールは、ポリスチレンを発泡させた素材で、軽くて断熱性が高く、水にも浮く特徴があります。そのため、梱包材や保温材として広く利用されています。

発泡スチロールの活用方法

1. 生体の輸送時の保温・保冷

styrofoam

魚やエビなどの生体を輸送する際、発泡スチロール製の箱を使用することで、温度変化から生体を守ることができます。

  1. 温度管理:断熱性が高いため、外気温の影響を受けにくく、輸送中の温度を一定に保ちやすいです。

  2. 保冷剤やヒーターとの併用:夏場は保冷剤、冬場は使い捨てカイロを一緒に入れることで、適切な温度環境を維持できます。

2. 水槽内のレイアウトや底上げ材として

styrofoam for aquarium

発泡スチロールは加工しやすく、水槽内のレイアウト素材としても活用できます。

  1. 底上げ材:水槽内で高低差をつけたい場合、発泡スチロールを土台として使用し、その上に砂利や石を配置すると安定した構造が作れます。

  2. 背景ボードの作成:発泡スチロールをカットして岩肌風の形状にし、アクリル塗料などで着色・コーティングすることで、水槽の背景として独自のデザインを楽しめます。

3. 浮島や浮き草の固定具として

発泡スチロールの浮力を利用して、水面に浮かぶアイテムを作ることができます。

  1. 浮島の作成:発泡スチロールの上に水草や苔を植え付け、水面に浮かべることで、新しい観賞スタイルを楽しめます。

  2. 浮き草の囲い:浮き草がフィルターに吸い込まれるのを防ぐため、発泡スチロールで囲いを作ることもできます。

発泡スチロールの入手方法

  1. 家電や食品の梱包材:新しい電化製品や大型食品の購入時に出る梱包材を再利用できます。

  2. ホームセンターや通販サイト:必要なサイズや形状の発泡スチロール板やブロックが購入できます。

  3. アクアリウムショップ:一部の店舗では、加工しやすい発泡スチロール製品が取り扱われています。

発泡スチロールのメリット

  1. 軽量で扱いやすい:持ち運びや加工が簡単で、カッターやハサミで自在に形を整えられます。
  2. 断熱性が高い:温度変化を防ぐ効果が高く、生体の輸送時や水槽の保温に役立ちます。
  3. 経済的:安価で手に入りやすく、大量に使用してもコストを抑えられます。
  4. 加工の自由度が高い:形状を自由に加工できるため、オリジナルのレイアウトやアイテムを作成できます。

発泡スチロールのデメリット

  1. 耐久性の問題:長期間水中で使用すると劣化する可能性があり、定期的な点検や交換が必要です。

  2. 見た目の課題:自然素材ではないため、そのままだと水槽内で浮いて見えることがあります。着色や他の素材で覆うなどの工夫が求められます。

  3. 浮力の制御:水中で使用する際、浮力によって不安定になる可能性があるため、重りをつけるかしっかりと固定する必要があります。

まとめ

発泡スチロールは、その特性を活かしてアクアリウムで幅広く活用できる素材です。生体の輸送時の保温材としてだけでなく、水槽内のレイアウトや浮島の作成など、創意工夫次第でさまざまな使い方が可能です。ただし、使用する際にはデメリットも考慮し、適切な加工やメンテナンスを行うことが大切です。

発泡スチロールを活用して、あなただけの魅力的なアクアリウムライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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